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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco：KINOX

用語名：エコツーリズム推進法

（読み方：えこつーりずむすいしんほう）

[説明と解説]

エコツーリズム推進法とは、平成19 年法律第105 号にて、定められた法律です。

■エコツーリズム推進法の概要
・地球環境問題が深刻化する中、人々の主体的な行動やライフスタイルの変革に結びつかないのは、地球とつながっている（自然の恵みで人も生きている）実感が決定的に不足しているため。

・エコツーリズムは、人と自然のつながり、人と人とのつながりを取り戻し生物多様性を保全しながら、元気な地域社会をつくるものであり、観光旅行者や関係する人々が地球環境とつながる糸口にもなるもの。

・エコツーリズムに取り組む地域への国による認証制度が始まった。

■エコツーリズムの推進に関する基本的方向

・推進する意義は、
①ルールの設定による自然環境の保全、旅行者や住民などの環境意識が高まり地域の環境から地球環境まで含めた保全に関する行動につながる効果
②地域固有の自然環境や生活文化等の魅力を見直す効果
③観光地としての競争力の向上・新たな観光振興の可能性などに加え持続的な地域づくりに対する意識の高まりや住民の誇りにつながる効果。

・進め方を次のように整理。
①関係者が話し合い
②地域の宝を再認識・発見し
③宝を大切に磨き
④観光旅行者にうまく伝える
⑤その感動をさらに磨く原動力とします
⑥地域の活性化につなげる
という相互に関連する一連の行為。

・「大切にしながら」、「楽しみながら」、「地域が主体」という視点が基本。
・エコツーリズムの推進によって我が国で長期的に目指す姿を明示。
・重点的に取り組むべき当面の課題として、
①人材育成、②取り組む地域への支援、③戦略的広報、④
科学的評価方法等に関する調査研究、⑤他施策との連携を提示。

作成/修正日：2009年1月

※ファーム21ドットネットの農業用語、エコ用語（事典/辞典）はWEB管理人のきつねが、独自に編集、公開しているものです。その為内容の真偽を保証するものではありません。また、法令などの内容、用語の定義は時間の経過と共に変化している場合もあります。