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農業用語辞典/エコ用語事典/環境用語 eco:KINOX

用語名:エコセメント

(読み方:えこせめんと)

[説明と解説]

エコセメントは、エコロジーとセメントとの合成語で、都市ごみ焼却灰や下水汚泥などの廃棄物を主原料として製造される、新しいセメントです。

エコセメントには、「普通エコセメント」と「速硬エコセメント」の2種類があります。

普通エコセメント
普通セメントとほぼ同様の品質を持ち、 生コンクリートとして鉄筋構造物やコンクリート製品をはじめ、地盤改良材等、幅広い用途に使用できます。

速硬エコセメント
早強セメントよりさらに早く固まるセメントで、早期に強度が発現する特徴を持ち、無筋コンクリート分野で利用できます。

都市ごみ焼却灰には、普通セメントに必要な主成分が含まれていますしかし、都市ごみ焼却灰をセメントの原料の一部として利用するにあたっては、都市ごみ中に含まれている塩素が障害となっていました。

そこで、塩化物をアルカリ重金属類と一緒に回収し、塩素含有量を普通セメントに近いレベルにまで引き下げたものが「普通エコセメント」で(表2)、その構成物質は普通セメントとほぼ同等です。

一方、都市ごみ中に含まれている塩素をセメントの構成物質となるように塩素を水硬性鉱物(C11A7・CaCl2)生成に利用したものが「速硬エコセメント」です。

(財)日本環境協会によりエコマーク商品として認定されています。
通常、エコセメントは、従来のセメントとほぼ同等の品質を持ち、鉄筋構造物やコンクリート製品、地盤改良材等、幅広い用途に使用できるとされています。

作成/修正日:2009年4月

※ファーム21ドットネットの農業用語、エコ用語(事典/辞典)はWEB管理人のきつねが、独自に編集、公開しているものです。その為内容の真偽を保証するものではありません。また、法令などの内容、用語の定義は時間の経過と共に変化している場合もあります。